FreeBSDマシンのバックアップ

いままでFreeBSDWindowsデュアルブート構成で自分のNote PCを動かしていた。
普段はFreeBSDの方をメインで使い、特に問題なく幸せに生活していた。が、最近、

  • Office系のファイルがびしびしメールで飛んでくる(しかも日本語のファイル名)
  • Windowsファイルサーバを閲覧し、資料を探さなければならない(しかも日本語ファイル名)

という状況が多発するようになり、さらに仕事の方も急にてんぱってきて、さすがにつらくなってきた。ので、泣く泣くFreeBSDのパーテションを削除し、デスクトップ環境としてはWindowsをメインで使うことにした。

その前に自分のhome以下をバックアップし、別のマシンに持っていく。以下は手順メモ。

方針

  • DVD-RAMをバックアップ用メディアに使う
  • gtarを使う。マルチボリューム対応なので。

バックアップ手順

(1) スナップショットを作る。必須というわけではないけど、趣味の問題。

# mount -o snapshot /usr/local/var/snapshot /usr
# mdconfig -a -t vnode -f /usr/local/var/snapshot -u 4
# mount /dev/md4 /mnt/backup/usr

スナップショットについては、FreeBSDハンドブック ファイルシステムのスナップショットを参照のこと。

(2) ディスクラベルを書き込み、newfs

# bsdlabel -w cd0 auto
# newfs cd0c

(3) メディアをmount

# mount /dev/cd0c /mnt/dvd

(4) バックアップ開始

# gtar cfM /mnt/dvd/backup-20051010.tar /mnt/backup/usr/home

gtarはMオプションを付けた場合、/mnt/dvdがdisk fullになったら自動的に停止し、メディアを交換するよう促すプロンプトを出す。
もしメディアを交換するよう促されたら、umount /mnt/dvdした後、(2)、(3)を実行し、リターンキーを押して続行すればよい。

雑感

DVD-RAMは扱いやすくてよい。DVD-Rに書き込む時のように、いちいちイメージファイルを作る手間もいらず、らくちん。
お手軽なバックアップ用メディアとしては丁度よいなぁ、と思った。

参考リンク

パーティション単位でバックアップしてもよい場合には、dump / restoreの方がよさそう。今回は、特定のディレクトリ以下(/usr/home)だけバックアップをしたかったということと、時間をかけるのが嫌だったこともありgtarを使ってみた。

dumpしたパーテションを、容量の違う別のパーテションにrestoreするとどうなるのか? というあたりがよくわからなかったのだが、ここをみる限り、パーテションの容量が変わってしまうといった事もなく無事にrestoreできるらしい。

めも。